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後悔しない「墓じまい」の進め方|【保存版】何から始める?費用・手続き・供養先までわかりやすく解説

墓じまいを考え始めたとき、多くの方が「何から調べればいいのかわからない」と感じることがあると思います。

費用や手続きのこと、ご遺骨はどうなるのか、永代供養や手元供養といった選択肢の違いとは?調べれば調べるほど情報が断片的に見え、不安が増してしまうことも少なくありません。

本コラムでは、これまで発信してきた「墓じまい」に関する記事をもとに、「墓じまい」の意味や背景、具体的な進め方や、費用間なども踏まえ、その後の供養の選択肢までを一つにまとめました。

今、知っておきたい「墓じまいをするにあたって知りたいこと」が一通り把握できる内容となっていますので、ご自身やご家族にとって大切なご先祖様や故人のこれからの供養のかたちを考えるきっかけとしてお役立てください。

「墓じまい」という言葉の前に――大切な人を想う選択

「墓じまい」という言葉を耳にしたとき、多くの方がまず思い浮かべるのは、不安や戸惑いかもしれません。長年守ってきたお墓を片付けること、先祖代々受け継いできた場所を手放すことに、後ろめたさを感じる方も少なくないでしょう。

けれど実際には、墓じまいを考え始めるきっかけの多くは、とても個人的で、切実なものです。

自身が高齢になり、お墓参りが難しくなったこと。
子どもや孫に、将来の負担を残したくないという想い。

あるいは、大切な人を見送ったあと、これからの供養のかたちを静かに見つめ直す時間の中で、自然と浮かんできた選択であることもあります。

墓じまいは、決して「ご先祖様や故人との縁を断つ行為」ではなく、むしろ、これからも変わらず手を合わせ続けるために、今の暮らしや家族の状況に合った形を選び直す行為だと言えます。

供養に「こうしなければならない」という決まり事などはなく、何を大切にしたいのか?誰のための選択なのか?その答えは、ご家庭ごとに異なるのは当然のことです。

まずは「墓じまい」という言葉の持つ重さから少し距離を置き、大切な人を想う気持ちを起点に、ゆっくり考え始めることです。

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ここ数年で身近になった「墓じまい」――家族構成と暮らしの変化


墓じまいは、決して最近生まれた考え方ではありません。少しずつ、時間をかけて社会に浸透してきた選択肢です。

背景にあるのは、家族構成や暮らし方の変化で、核家族化が進み、実家を離れて暮らす人が増えたことにより少子高齢化が加速。その結果お墓を「守る人」が1人に集中しやすくなったことが従来のお墓の在り方を見直す必要に迫られるケースとして増えたのです。

当然「墓守」は1人に受け継がれますが、「お墓」を管理するのは家族・一族で行うものです。しかし「自分が亡くなったあと、他の家族・一族に負担をかけたくない」「将来、子どもたちに負担をかけたくない」という現在の墓守や親世代の想いも、墓じまいを考える大きな理由の1つです。

将来、遠方からお墓参りに通うこと。
管理費や修繕費を払い続けること。
それらを当然のこととして引き継ぐのではなく、今のうちに整理しておきたいと考える方が増えているのもまた事実です。

かつては、墓じまいは特別な事情がある人だけの選択と見られてきましたが、今では、「珍しいこと」ではなく、「選択肢の一つ」として受け止められるようになりつつあります。

大切なのは、周囲と比べることではありません。ご自身やご家族の状況にとって、何が無理のない形なのか。墓じまいが身近になった今だからこそ、静かに考える余地が生まれているのです。

墓じまいが増えている背景には、少子高齢化や核家族化、住まいの変化など、現代ならではの事情もあり、こうした流れや、墓じまいを考えるきっかけについては、以下のコラムでも詳しく触れています。

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墓じまいやお墓のお引っ越し(改葬)はどこに頼むべき?失敗しない専門業者の選び方と手続きの流れ

供養のかたちは人それぞれ!墓じまいは「終わり」ではない

墓じまいという言葉から、「供養をやめてしまうのではないか」と感じる方もいるかもしれませんが、実際には、墓じまいは供養の終わりを意味するものではありません。

お墓を整理したあとも、手を合わせる場所や方法は個々のご家庭で残りますし、永代供養墓に納めるという選択もあれば、大自然の中で眠ってほしいという形を選ぶ方もいます。近年では、故人をより身近に感じながら供養を続けたいという想いから、新しい供養の形を選ぶ方も増えてきました。

供養とは、本来とても個人的な行為です。決まった形式よりも、「どのように向き合いたいか」が大切にされる時代になっています。

墓じまいは、何かを失うための選択ではなく、これからも大切に想い続けるための形を整えるもの。そう捉えることで、心の中に少し余裕が生まれることもあります。

お墓を整理したあとも、供養の形は一つではありません。永代供養墓や納骨堂、手元供養など、ライフスタイルや想いに合わせた選択肢があります。

▶ 永代供養・手元供養など、墓じまい後の供養のかたちはこちら

「墓じまい」永代供養から手元供養まで新しい供養の形をご紹介!【新しい供養編】

手続きや費用も、きちんと知っておきたい――後悔しないための「墓じまい」の基礎知識とは?

気持ちの整理と同じくらい大切なのが、現実的な準備です。墓じまいを進めるにあたっては、いくつかの手続きや費用が発生します。

まず必要になるのが、改葬許可に関する手続きです。現在お墓がある自治体や、新たな納骨先の証明など、書類の準備が求められます。これらは順を追って進めれば難しいものではありませんが、事前に全体の流れを把握しておくことが安心につながります。

墓じまいには、自治体への申請や改葬許可証の取得など、必要な手続きがあります。

▶ 墓じまいに必要な手続きと改葬許可について詳しくはこちら

お墓の処分(墓じまい)・改葬に必要な許可とは?意外と知らない必要書類と手続きの流れ

費用についても、不安を感じやすいポイントです。墓石の撤去や整地にかかる費用、閉眼供養の費用、新たな供養先にかかる費用など、内容はケースによって異なります。「何に、どのくらいかかるのか」を一つずつ確認し、納得した上で進めることが大切です。

費用はお墓の立地や状態、選ぶ供養方法によって大きく異なります。

▶ 墓じまいにかかる費用の目安や内訳はこちら

「墓じまい」にはいくらくらい必要? 【費用編】

また、菩提寺や墓地管理者への相談も欠かせません。これまでお世話になってきたからこそ、丁寧な説明と配慮が求められます。早めに相談することで、不要なトラブルを避けることができます。

墓じまいは、急いで決める必要はありません。正しい情報を知り、選択肢を整理しながら進めることで、「やってよかった」と思える形に近づいていきます。

初めて墓じまいを考える方は、準備段階から全体の流れを把握しておくと安心です。
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「墓じまい」には様々な準備が必要不可欠!【準備編】

永代供養・樹木葬・合祀…「その後」を選ぶときに大切にしたい視点

墓じまいを考える際、多くの方が悩まれるのが「このあと、どこで供養を続けるか」という点です。お墓を整理したあとには、いくつかの選択肢がありますが、どれが正解というものではありません。

永代供養墓は、寺院や霊園が管理・供養を続けてくれる仕組みです。後継者がいなくても安心できる点から、墓じまい後の選択肢として選ばれることが多くなっています。一方で、一定期間個別に安置された後、合祀される形式もあり、供養の方法や考え方は施設によって異なります。

樹木葬や自然葬を選ぶ方も増えています。自然に還るという考え方に共感し、形式にとらわれない供養を望む方にとっては、心が落ち着く選択肢となることもあるでしょう。

大切なのは、「どれが流行っているか」ではなく、ご自身やご家族が、どの形なら納得して手を合わせられるかという視点です供養の方法は一度決めたら変えられないものではありません。気持ちの変化に合わせて、段階的に考えていくこともできます。

墓じまい後の供養先を選ぶ際には、「管理の負担」「供養の考え方」「家族の意向」など、いくつかの視点があります。
▶ 永代供養や合祀墓を選ぶ際のポイントはこちら

「墓じまい」永代供養から手元供養まで新しい供養の形をご紹介!【新しい供養編】

近年で増え始めた手元供養という考え方とは

近年、墓じまい後の供養の形として注目されているのが「手元供養」です。手元供養とは、遺骨の一部、またはすべてを身近な場所に置き、日常の中で故人を偲ぶ供養の方法を指します。

小さな骨壺に納めて自宅に安置する方もいれば、「今はまだ次の供養先を決められない」という理由から、一定期間自宅で保管される方もいます。このような選択は、決して珍しいものではなくなりつつあります。

手元供養を選ぶ理由は人それぞれです。
「そばにいると感じられて安心する」
「気持ちの整理がつくまで時間がほしい」
そうした想いから、無理に決断を急がない供養の形として選ばれています。

遺骨を自宅で保管することに、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、法律上、適切に管理されていれば違法とされるものではありません。大切なのは、周囲の声に流されるのではなく、ご自身の気持ちを尊重することです。

手元供養は、永代供養や納骨と対立するものではありません。その前段階として選ばれることもあれば、長く続く供養の形になることもあります。どちらも、故人を想う気持ちに変わりはありません。近年では、遺骨をすべて、あるいは一部を自宅で保管し、身近に供養する「手元供養」を選ぶ方も増えています。

▶ 手元供養という新しい供養の考え方についてはこちら

「墓じまい」永代供養から手元供養まで新しい供養の形をご紹介!【新しい供養編】

まとめ

墓じまいは、誰かと比べて決めるものではありません。
大切な人との別れをきっかけに考え始める方もいれば、将来を見据えて少しずつ情報を集める方もいらっしゃいます。
その歩み方は、ご家族ごとに異なっていて当然です。

永代供養や樹木葬、手元供養、自宅での保管など、供養のかたちは多様になりました。選択肢が増えたからこそ、「自分たちにとって無理のない形は何か」を考えることが、より大切になっています。

一方で、
「何から始めればよいのかわからない」
「費用や手続きについて、具体的に知りたい」
「今すぐではないが、将来に向けて相談しておきたい」
そう感じている方も少なくありません。

東洋石材店では、まずはお話を伺い、状況やお気持ちを整理するお手伝いから始めています。すぐに決断する必要はありませんし、相談したから必ず墓じまいを進める必要もありません。

もし今、少しでも不安や迷いがある場合は、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。これまで多くのご相談をお受けしてきた経験をもとに、それぞれの想いに寄り添いながら、今後の選択肢を一緒に考えていきます。

ご相談は、こちら から

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