お役立ちコラム

お墓の【雑草処理】はどうすればいい?お手軽だけど本格的なケアでいつも美しい状態をキープ!

春から夏、秋にかけどうしても目立ってしまうのがお墓周辺の雑草です。抜いても抜いてもちょっと放置してしまうとまた生えてきて、景観を損ねるというだけでなく虫が発生したりと、色々と面倒ですよね。そこで今回は、お墓と周辺の雑草処理の簡単なやり方をご紹介いたします。

そもそも雑草とは?

さまざまな種類の草花を総称して雑草と呼びますが、多くは5月中旬から7月頃にかけてグングンと成長します。この期間に成長する雑草は根の張りが強く、成長速度も早いため、腕の力が弱い方などは引く抜きのが困難になることも・・・。また、抜いても抜いても風に乗ってタネが運ばれ、またすぐに生えてくるとまさに厄介ものです。

主にお墓に生えてくる雑草の種類とは?

普段、住宅のお庭などに生える雑草とは異なり、お墓の土を好む雑草があります。お墓がある場所にもよりますが、よく見かける雑草は4種類あります。

・スギナ
全国的に多く生えるスギナは、除草するのが難しい雑草と言われています。スギナは地下茎を保有し、茎に栄養分をたくさん蓄えます。そのため、目で見て分かる範囲の地上に生える葉を刈り取ったとしても、茎から再生して生えてくる特性があります。スギナがまた生えてこないようにするためには、地下の茎ごと取り除く必要があります。

・カヤ
約1m〜2mくらいの高さまで成長する背の高いカヤは、お墓に生えているととっても目立ちます。カヤの代表的な種類には、ススキやチガヤなどがあり、とくに暖かくなるとススキは茎の先端に白い穂をつけ、それが素肌に触れるとチクッとするので、取り除く時は注意が必要です。

・ドクダミ
各ご家庭でも、塀の下に沿って生えることが多い、ドクダミはとても生命力が強い雑草です。さらに他の雑草にはない独特な匂いを持っていることでも有名なので、匂いがダメな方にとって非常に厄介な雑草です。また、ドクダミは地下茎から成長していき、枯れても再び増殖する性質があるため、放置しておくとどんどん増えていく一方となります。スギナ同様に、地下茎ごと除草しないとならない、手間のかかる雑草です。

・セイタカアワダチソウ
約2m以上大きく育つ雑草です。こちらもスギナ・ドクダミ同様、地下茎が残るため、地上の葉が枯れても地下茎が栄養を蓄えているため、そこから再び生えてきます。

雑草処理をするときに準備するもの

お墓で雑草除去をする時は、しっかりと各種道具を準備しましょう。行く前からどんな状態なのか把握できない分、あらゆる事態を想定して決して軽装や身軽で行かないよう心がけましょう。

・熊手
・ねじり鎌
・草取りフォーク
・ゴム手袋
・ゴミ袋
・虫除けスプレー
・タオル
・日焼け止め
・スポーツドリンク

雑草処理では「根から取り除く」が基本です。だからこそ、ねじり鎌や草取りフォークといった道具をきちんと用意しておくととても便利です。しかし草むしりは放置した期間が長すぎると除去するのにも一苦労するので、時間がかかることを想定し、万全なスタイルで行うようにしましょう。熱中症予防の帽子やタオルなどはもちろん、日焼け止めや虫除け、水分補給用のスポーツドリンクなどしっかり準備しておけば問題ありません。

お手軽に雑草を除去&生えにくくするなら除草剤が便利!

何度も生えてくる雑草処理が毎回だと億劫になります。そこで便利なのが、増殖を抑える除草剤ですが、一昔前はその強すぎる効力で墓石が傷んでしまう恐れがあると嫌煙されてきました。ですが今では種類も効果も多種多様なシーンで使える除草剤が発売されているので、墓石に悪影響を与えないものを選べば簡単に除草ができます。それでも細心の注意は必要で、液状タイプの除草剤は墓石に液体がかかってしまうとシミになったりするので、お勧めは粒状タイプです。粒状は溶けてくると液状同様に鉄分に反応しサビの原因となってしまうので、できる限り墓石ギリギリにはまかないようにするといいでしょう。

また除草剤を使うのに不安がある場合、日光を遮り雑草の成長速度を遅くする「砂利」や除草剤がシート状態になっている「除草剤シート」を敷いたり、水で解いて使う「固まる土」で、雑草が生えてくるのを防ぐといった方法もあります。

「固まる土」は、柾土に天然鉱石を配合した固まる柾土(防草マサプレミックス)や、水性樹脂で固める玉砂利(ストーン・レジン)などがあり、特にストーン・レジンは、天然石が使用されているので、自然な色合いを生かし多彩なデザインが存在します。お墓の雑草対策としてだけでなく、玄関周りや建物外構、公園といった日常的に使用する場所にも多く使われているため、お墓に施工することで美しい景観が保たれるのもメリットの一つです。防草マサプレミックスとストーン・レジンの両方をダブルで施工することで、よりお墓の雑草対策を万全にすることが可能です。

しかしそれぞれにデメリットもあり「砂利」は、雑草の成長を遅くするだけで、やっぱり雑草は生えてくるし、「除草剤シート」は、見た目があまりよくないので、化粧砂利を上から敷いたり、除草剤シートをきちんと施工できなければ、隙間から雑草が生えてくるなどします。また「固まる土」も、除草剤シート同様に固まるからこそ綺麗に平らに均さないと、乾燥とともにヒビができそこから雑草が生えてくる、といった事例もあります。

面倒な除草作業は業者にお任せ!

ご先祖様や故人に気持ちよく眠ってほしいと思うのは誰でも同じです。しかし仕事などで時間がない人や、高齢で雑草処理が困難な人には、業者さんに依頼する方法もあります。お墓のことをしっかり把握していてくれているので、除草する際も丁寧にまたお墓を傷つけることなく作業をしてくれます。それでも心配なら、墓石のプロである石材店による代行サービスを利用するのはいかがでしょうか。

薬剤を使う場合でも、墓石の種類に合わせ適切なものを選択してくれ、またどのくらいの量を墓石付近にどの程度撒けばいいかなどの知識があるので、任せて安心です。

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